2006年03月22日

骨伝導ヘッドフォン

AUDIO BONE まるで弁当箱を腰にぶら下げている様なスタイルだったSony の初代 WalkMan から、ポータブルミュージックプレイヤーを愛用している。時は進み Apple iPod Nano の様な素敵な製品を安価に手に入れる事ができるまで技術は進歩し、常に音楽と共に生活してきた我々にとっては嬉しい時代になった。こういう機器を使って、常に音楽と共にありたいと思っている訳なのだが、使用する状況にちょっとした問題があった。

 私は主な移動手段としてモーターサイクルかロードレーサを使っている。これらの移動時にもやはり音楽を聴きたいのだが、自動車の様にオーディオシステムを搭載する訳にも行かないので、おのずとこれらのポータブルミュージックプレイヤーを使用する事になる。しかし、ヘッドフォンで外部の音を遮断してしまうのはとても危険なので、音量を非常に下げるとか片耳をオープンにしておくと等の対策が必要となる。
 何とかもう少し外部の音も音楽も両方聴く方法は無いものかと探して見つけたのが、今回紹介する「骨伝導ヘッドフォン AUDIO BONE」だ...

 「骨伝導」と言うのは、簡単に言うと音を空気振動→鼓膜→聴覚神経ではなく、骨伝導体→骨→聴覚神経と言う経路で伝える方式だ。この方式を使って音楽を伝えれば、通常の空気振動による音も普通に聴く事ができ、上記の状況にうってつけである。そこで購入したのが VONIA 社製「AUDIO BONE」(EZ-80P/S20)。


 上の写真がその本体だ。
 二つ有る銀色の部分が伝導ドライバで、この部分を耳の前部に当てる。そこから伸びている黒いわっかは形状記憶樹脂製のネックバンドで、少し膨らんでいる部分を耳の上に通し全体を頭の後ろ側にとおしてヘッドフォンを固定する。装着した感じは、ネックバンドで挟んでドライバを顔に固定している様な感じだ。そんなにきつくないので、5時間ほど付けっぱなしにしていても痛くなることは無い。自転車に乗る時はここにサングラスをかけてヘルメットをかぶるが、どちらも邪魔にはならなかった。残念ながらモーターサイクルのヘルメットの場合は、ドライバの厚みが大きすぎてジェット/フルフェイスのどちらもヘルメットをかぶれなかったので、モーターサイクルでは使えない様だ。バイク用には「シェルショッカー」と言う同様の原理をヘルメットに応用した製品もあるようだ。しかしこれだと普通のヘッドフォント変わらない気がするのだが...。

 奥にある銀色のものはアンプだ。私が使っている iRiver IFP-899 と言うプレイヤーでは、ボリュームをほぼ2倍にすれば音楽を聴くことが出来たので、今のところこのアンプは必要無い。機器によっては音量調節が出来ないものがあるので、その場合は機器とヘッドフォンの間にこのアンプを入れた方が良いだろう。このアンプはこのヘッドフォンの周波数特性に合わせて増幅してくれるのかとも思ったが、どうやらただの増幅器の様なのでこれを使ったからと言って音が良くなる訳では無い。

 これを徒歩・電車・自転車で、それぞれ何時間か使ってみた感想は以下の通り。
1.音質はAMラジオ程度の音質。低音はあまり聞こえない。インナーイヤータイプのヘッドフォンを少し耳から離して聴いた感じに似ている。プレイヤー側のイコライザで低音を持ち上げてやった方が良いが、上げすぎると音が割れるので程ほどに。
2.外部の音ははっきり聞こえる。インナーイヤーヘッドフォンをしていると音を切っていても外の音は聞こえにくいものだが、これは音楽がなっていてもはっきり外の音が聞こえるし、そのまま普通に人と会話もできる。この点は期待通りで素晴らしい。
3.音漏れはインナーイヤータイプと同程度。

 外の音が聞こえると言った時点で音質に大きな期待はできないので、それで構わないと言う人には向いている。しかし音質の嗜好とは無関係に、自転車乗り(特に長時間走る人)にお薦めだ。これなら長い時間、危険を冒さずに楽しく走れるぞ。


posted by lepton at 12:12| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ハードウェア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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