
私も当然の事ながらどちらかに含まれる訳だが、こういう話を持ち出しているからには、まあ当然の事ながら後者に属する人間だ。世の中には毎月100冊以上の本を読むような怪物もいるが、私の場合はそれよりぐっと控え目で、大体月30冊程度だ。今日はそんな本好きの人にお勧めの一品を紹介する。
読書好きの人間というのは面白いもので、まだ読み終わっていない本があるにも関わらず、書店をぶらついては「あ、この本面白そう」と買ってきてしまう。これは新しく出る本の寿命が短くて、面白そうな本は見つけた時に買っておかないと、後から手に入れるのが大変だった昔の習慣を引きずっているからだと思のだが、インターネットでほとんどの本を手に入れる事ができる様になっているにもかかわらず、この習慣はいっこうに直らない。その結果何が起こるかと言うと、沢山読んでいるはずなのに、いつのまにか読んでない本が山積みになってしまうという状況に陥るのだ。上の写真がその状況を示しているのだが、この写真は部屋の一部で、写っていない他の部分も同じようになっている。この本の山は、良く使う本や新しい本が上に積まれ、あまり使わない本や古い本は下に埋もれると言う感じで、ある意味合理的に配置されている。しかし山が高くしかも多重に積まれだすと、アクセスしにくい場所にある未読本は読まれにくく、ますます本が溜まっていくと言う事になってしまう。
これを解消するためには、積まれている本を全部整理するまで新しい本を手に入れなければ良いと言う事はもちろんわかっているのだが、それができれば苦労はしない。そんな時知人が持っていた「通販生活」に掲載されていたのが、伊シンテージ社の「サピエンス」という積読用の本棚だ。本を横向きにして、上に並べていくタイプの本棚だ。一目で気に入ったので早速購入しようと「通販生活」のホームページに行ったのだが、なんとここのサイトは有料の会員にならないと購入できないと言う事のようだ?なぜ?と思うが、これを買うためにわざわざ有料会員になるつもりは無いので、残念ながら他を探した。Google さんに聞いたところ、楽天の「casa di CaroCara」と言うお店で売っていると言うことなので、早速2本注文した。この「サピエンス」、高さが 92cm/152cm/202cm の3タイプある。92cmでは積める量が少なすぎ、202cm では地震の時ちょっと心配なので、152cm を頼んだ。注文して5日程で到着したので、早速組み立てだ。



早速積まれていた本を入れていくと、おおよそ想像したとおり2本にちょうど収まった。最初の写真に比べると、机周りが大分すっきりしたようだ。
152cm のこれ一本で、大体70冊程積んでおく事ができるので、2本あれば140冊はおいておく事ができる。これが全部未読の本で埋まるのはちょっと問題だが、未読の本+良く使う本で100冊程度を手元に積んでおけると言うのは、ちょうど良い塩梅だと思う。70冊収納できる本棚としては価格が高いが、機能・デザイン共に秀逸でお勧めだ。
しかしこれを眺めていると、ここ以外にもあっちにもこっちにも置いてみたくなってしまう。それはつまり積読本が今以上増えると言うことになるので、それではなんだか本末転倒な気もするけど...。